2.外国暮らし

彼女が初めて日本に来たのは10年前。留学生として日本語を学んでいたそうだ。
そして、学生生活が終わり、台湾に帰国するものの再び来日して、大阪で就職を決めた。
会社では海外との書類のやりとりや連絡のほとんどを彼女が行い、ごくまれに出張で海外に行くということもあるという。

「出張は楽しい。船の部品を扱っているので、それを現地へ持って行って、向こうで受け渡して仕事は終わり。そのあと現地で少し遊んだりして。運び屋的です(笑)」
誤解をうける表現はさておき、うらやましい。

中国、シンガポール、スペイン、ブラジル…いろんなところに行っているという。旅好きという彼女の性格にもあった仕事だ。

キッチンの後ろの壁に貼られている家族写真。その周りには、旅先から送られてきたハガキやコンサートのチケットの半券など、思い出の断片がマスキングテープで貼られていた

 
3.くこの実と黄耆、紅棗のお茶へつづく

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THE BORROWERSとは

借り暮らし、貸し借り、賃貸にどんな可能性がひそんでいるのか。多彩に活躍する方々へのインタビュー取材を通してその魅力に迫ります。いいところ、大変なところ、おもしろさ、面倒くささ…きっといろんなことが浮かび上がるはず。