山崎紀子(シネ・ヌーヴォ支配人)

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#3 川沿いの自宅にて

シネ・ヌーヴォでお話をお伺いした後、歩いて15分ほどのところにある山崎さんのお宅におじゃましました。とある川沿いのマンションの3階。2DKの小ざっぱりとしたお家です。

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―ものすごくすっきりしたお家。てっきりシネ・ヌーヴォの事務所みたいにモノが山積みかと……。

山崎:それ、おもいっきりイメージですよ(笑)。

―窓を開けると外がすぐ川なんですね。

いいでしょ。時間帯によって水面に光が反射して、それが部屋の天井に写るんです。3年半くらい前に引っ越してきたんですけど、もう一目惚れでした。築は古いんですが、DKだけリノベーションされてて、それも気に入りました。

―その前はどちらに?

職場のすぐ近くのワンルーム。そこもいい部屋だったんですけど、ちょっと手狭になったので。ここからシネ・ヌーヴォまでは自転車で通っています。

―もしかして、昔から川に縁のある人ですか。たとえば実家が川沿いだったとか。

ぜんぜん。普通の下町の住宅街ですね。あ、近くに大きな公園はありました。

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―家にいる時は何をして過ごしてますか?

そもそもあんまり家にいないんですよ。だいたい帰るのも遅いし、休みの日もだいたいどこか出かけてますね。ただ仕事が昼からの時も多いので、そういう日はちょっとのんびり朝ごはん作ったり、お茶のんだり、余裕があるときはお弁当作ったりもします。あとは、洗濯ですね。ここ、南向きなのでよく乾くんですよ。

―あ、ベランダがあるんですね。

すごく狭いですけど。いちおうがんばってテーブル置いて、たまに晩酌とかしてます。

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―それにしても、映画関係のものが少ないですね。

言われてみれば確かにそうかも。昔は好きな映画のポスター貼ったりもしてましたけど、今はほとんど何もないです。映画に関係するものはだいたいヌーヴォに持って行っちゃうんですよ。自分で買ったパンフレットとかもだいたい事務所に置いてます。
私は本が処分できないんです。捨てるのはもちろん、古本屋さんに売るのも抵抗がある。でも貸し借りは平気で、むしろ本の貸し借りはすごくやっている方だと思います。ちかくに中央図書館もあるので、たまに利用します。

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―失礼ですが、家でDVDとかで映画観ることとかはあります?

それはさすがにないですね(笑)。やっぱり映画はスクリーンで見たいです。ただ、仕事でどうしても観ておかなきゃいけないDVDとかは、お風呂入りながらポータブルのDVDプレイヤーで見たりしてます。というか、そもそもうちテレビないですし。

―あ、ほんとですね。テレビ無しの生活はもうずっと?

実はここに引っ越してきた時に買ったんですけど、見だすとなぜかどっと疲れちゃって、すぐ見なくなりました。今はシネ・ヌーヴォでモニター代わりに使ってます。って、私何でも職場に持って行ってますね。

―ところで、椅子の下の瓶、梅干し漬けてるんですね。ご自身で?

自分で漬けたのとか、実家で漬けてるのとか、友達からもらってきたのとか、いろいろ混ざってます。

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実は、人の家見るのが大好きなんです。映画を見ていても、ファッションよりはインテリアが気になったり、ここの家の間取りどうなってるんだろうとかよく考えてます。

―「人の家」ってことは、家そのものっていうより、生活に興味がある?

そうですね。だから友だちの家とかに行ったら、こっそりいろいろチェックしたりしてますね。やっぱり家って、普段は見えないその人の暮らしがあったりするじゃないですか。そういうのを見るのはすごく好きです。SNSに誰かの家の写真があがってたら、もう食い入るように見てます。
だから、もうこれは妄想ですけど、もし映画館の仕事してなかったら、いろんな人の家に行く仕事とかやってみたかったです。クーラーの取付けとか。


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文:岩淵拓郎(メディアピクニック) 写真:平野愛


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