大阪生まれ京都在住のデザイナー、ライター。京都・自然・おいしいものなどが大好きです。不動産メディア「物件ファン」にて関西エリアを中心に執筆中。
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4月4日(水)

さいきんはラタトゥイユばかり食べている。とっつきにくい名前をしているけれど、要するに野菜をトマトで煮たやつ。朝食を作るついでに夫と準備を始める。ズッキーニに赤黄のパプリカ、それからなすと玉ねぎとベーコン。さいごにトマト缶とすこしの塩を加えて電気鍋のスイッチを入れる。それだけでお昼ごろには一品できているわけです。毎日食べても飽きないタイプの素材のおいしさ。立場的にはお味噌汁にも似ている。そうそう、今日は御所近くの本田味噌店で紅麹みそとやらを買ってみた。新しい味噌にはいつでも発見がある。

4月5日(木)

今日も歳時記を読んでいる。俳句の季語が辞書みたいに集められた本。「風光る」は春の季語だけれど、「風薫る」は夏の季語らしい。光ったり薫ったり。これが歌人たちの共通認識とされているのもずるい。歳時記にはあまりにも魔法みたいな言葉が多いから、いつの日か好きな季語だけを集めたZINEを作りたい。詩そのものよりも、それを作るためのツールに興味がある。俳句は紹介しないで、その季語にぴったりのコラムなんかを添えてみたい。もしかするとそれは紙ではなくて、こんなふうなインターネットの文章でもいいのかも。

4月6日(金)

朝は遅くまで寝ていた。いそいそと豚肉と大豆の炊き込みご飯を作って知人のオフィス改装の手伝いに向かう。パチンコ屋のそばのろおじを奥まで進み、ふにゃふにゃとした土壁の建物に入る。物件の改装というのはやっぱり楽しい。いつか我が家の築五十年のビカビカした蛍光灯を、趣のあるペンダントライトにしたいなと思いつつ、妄想のまま終わっている。DIYしてもいい賃貸が増えるといいんだけどな。

4月7日(土)

町内会費を集めて回る。すこし会ってなかった人には「お久しぶりです」なんて話してみる。さいごには笑顔で「ご苦労様です」というフレーズが返ってくる。これが案外楽しかった。近所付き合いって、面倒な仕事のように見せかけて実はコミュニケーションツールなのかもね。なくても困らないけど、あったら楽しい。途中で三兄妹のいる一家が引っ越していることに気がついた。家の前でキャーキャー遊ぶ声で目を覚ますことも、「チーズ」なんていう変なあだ名で呼ばれることも、もうないんだな。運動会のときに撮った写真は渡せないままになっちゃった。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラムとは

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。