大阪生まれの30歳。住まいは借家・実家・その他を行き来しながら、いろんなまちで暮らしてます。仕事は「新しい公共づくり」。してることはディレクションやデザイン。知らないことをしてショックを受けることが好き。
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6月7日

今日は仕事、ものすっごく頑張れた日。担当している行政事業の、今年1年の動きが大きく決まる広報の企画書。行政案件にしてはかなりチャレンジングな内容で、通すのも通ってからも大変なことだらけ、でもそれ以上にめっちゃおもしろいの。楽しみだなー。その企画書書いてたら、気づけば事務所には後輩と私だけになってて。おなかすいたから「サクッとご飯たべるけど来る?」って誘うか迷ったけど、家族がつくったご飯がある人だから遠慮した。また今度早めに誘お。
家に帰ったら、机の上に、昨夜もったいない飲み方しちゃったロング缶がそのまま残ってて、反省しながら飲んでみたけどやっぱりぬるくて、炭酸も抜けてて。3口くらいでまた飲むのやめた。

6月8日

蚊に噛まれてるとこ増えてる気がする。この日の夜も、帰ってきてから机の上に置きっぱにしてる缶ビールを3口くらい飲んだ。今週の儀式みたいになりかけてる。いい加減捨てていいんだけど、なんかこの、もう美味しくなくなったビールをちょっとずつ飲んで無くすことができたらいい事がある、みたいな謎のジンクスが私の中に生まれてて飲んでる。しかしロング缶だから一向に減らない。
終日野外での仕事だったから、いい疲労感と眠気。シャワーはしたけど疲れすぎて髪洗うのめんどくさくなっちゃった。そのまま寝てやる。

6月9日

今日はいっぱい良いことがあったから、長く書く。
この日、すごく変な夢見たから、急にひとりで海が見たくなって、朝から遠くの港町に出かけた。2階建ての近鉄特急に乗って、でも座席には座らず、車両と車両の間にある大きな窓枠に座ってたら、視界が全部ガラスだから、透明のカプセルに入って移動してるみたいな気持ちになった。すっごく良かった。おしり痛くなるかなーとか、巡回の乗務員さんに「危ないですよ座ってくださいねー」って言われるかなーとか思ったけど、3回私の前を通った乗務員さん、言わないでいてくれて、おしりも痛くならなかった。
近鉄降りたらセブンティーンアイスの自販機があった。高校んとき食べてたなあ、懐かしいなあって思いながら、わたし大人になったから、セブンティーンアイスのくせに200円する高級ラインのやつを買って食べた。セブンティーンってなんだろと思っていたけど、あれは17歳の頃を思い出すためのアイスか、と考えて調べると、違ったけどいい線いってた。
バスに乗り継いで港に降りたら、魚と海のにおいが一気に入ってきて、一昨年まで仕事でよく通っていた大好きな石巻を思い出した。小さな売店で、近くにある高校の食堂のコロッケを食べて、コーヒーをサービスでいただいて(4杯も飲んじゃった)。向かいにあったぼろぼろの、地元のおばちゃんしか行かんような美容院のおばちゃんに、暑いし前日髪の毛洗ってなかったからシャンプーしてもらった。普段、美容院でしてもらってるのとは全然違う、なんかお母さんかおばあちゃんにでも洗ってもらってるようなかんじで。「お仕事何されてるんですかー」って聞かれないシャンプー。良かった。
そのあと通りがかった公園の木の横に、サビサビでぼこぼこの自転車が捨ててあって。でも動いたから、借りて散策することにした。でも万が一捨ててなくて置いてるんやったらやばいから、「ここにあった自転車借りてます。近くにいるので必要なときは電話してください」と置き手紙書いて、マスキングテープで木の枝に貼り付けた。
気持ちがいい髪の毛で海まで行って、堤防に寝転んで、とんびが飛んでて。釣りのおじさんの釣り竿の「シュッ」て音が聞こえはじめて、うとうとして眠った。
風が寒くなって目がさめて、着歴ないか慌てて携帯みたけど、なくてひと安心。自転車返しに公園戻って、近くのちっちゃい銭湯にいった。番頭さんがいなかったけど、ひとり体の大きなおばちゃんが入ってたから、トレーにお金置いて入った。服を脱いだら、また蚊に噛まれてるとこ増えてた。手ぶらで来てて石鹸ないなーと思ってたら、そのおばちゃんが貸してくれた。手で洗おうとしたらゴシゴシタオルも貸してくれた。「ちょうど新しく買ってたの。まだおばちゃん使ってないし、若いんだからこれでしっかり洗ったら。今日は暑かったし汗もかいたでしょ。でもおばちゃん硬めのが好きだから痛いかもしんないけど、へっへへ」と言っていた。私も硬めが好き。銭湯の棚をあけてバスタオルまで貸してくれて、先に帰っていった。帰り際「さようなら」じゃなくて「お先に、おやすみ」って言ってた。良かった。
お風呂から出て着替えてたら、おじちゃんが番頭台に戻ってきた。わたしのキャミソールがベージュだったから裸とおもって「うわぁごめん!」って言って後ろ向いてたけど、「大丈夫ですよー服着てます」って言ったら「ああーびっくりしたぁその色がさあ~ヒャーだよ」と言ってて可愛かった。
おじちゃんに、銭湯のバスタオルを借りたことを伝えると、「あのおばちゃん昔うちで手伝ってくれてた人で。だからストックのタオルの位置も知ってるの」と言っていた。「どこから来たの。明日は大雨だよ」という話から、大雨のときの思い出を話してくれた。去年の今頃、大学生のカップルがびしょ濡れで「このへんにテント立てれる所ないですか」って訪ねてきて、「ここで寝袋敷きなよ」って銭湯に泊めてあげたら、翌朝トマトジュースとチューハイの缶が、番頭台に置いてあったんだよという話。それ言ってるときのおじちゃんの嬉しそうな顔。良かった。
まだ明日の予定決めてない。雨か、何しよかな。読書に挑戦しよかな。『万引き家族』なら読めるかも。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラムとは

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。