京町家や洋館、レトロビルなど、京都の個性的な物件を積極的に紹介している「ルームマーケット」代表取締役。
http://www.roommarket.jp/

7月19日

京都市左京区吉田に南イタリア料理の1つ、プーリア料理のレストランがある。店名は、コナチネッタ。腕の良い料理人さんが、ご夫婦で経営されている地元の名店だ。とても美味しい。先日、町家リノベ工事で朝から晩まで働いてくれている職人さん14名を連れて日頃の御礼がてら食事に行った。南イタリアで作られたモッツァレラチーズの前菜から始まり、オレキエッテという耳たぶの形をしたパスタ、最後にボンベッテという伊式ハンバーグ。本当に美味しかった。しかし、そこは職人さん。高級ワインをポカリスエットのように飲む。テーブルに置いたと同時に空になる。店の奥さんが気を利かせて「ハウスワインも評判ですよ」と途中から変更してくれた。サービスも名店だ。

7月20日

建築家というのは凄い仕事だと思う。漠然とした曖昧な素人の要望に対して解決の方法を数多く提案できることである。家族構成を見て動線を意識しながら間取りを決めていくことができる「神業」というアイテムを持っている。まさにドラえもんだ。先日、町家リノベには減築という方法がありますよ、と伺った。建物を削って小さくするというのである。古家は風通しも良くなり空気が流れ、陽当たりも復活する。建物の持ちも継続するらしい。家の相談は、不動産屋ではなく建築家にするべきだ。間違いなく。

7月21日

嫁さんと夫婦ゲンカをした時、いつも食べる料理がある。夏の料理の定番、鰻だ。鰻が奥さんの好物で機嫌をとるために一緒に食べに行く。鰻には料理方法が2種類ある。カリッとつけだれで焼いた関西風と、一旦、せいろで蒸してから、つけだれに通して焼く関東風がある。奥さんは断然、鰻が美味しいのは関西焼きという。しかし、最近は、関東風も美味しいと言い出している。「結局、鰻だったら何でも良いんだろー」という夫婦ゲンカの銃口を向けないように下を向いて僕は黙々と食べる。夏の鰻は本当に旨い。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラムとは

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。