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京都と大阪の境、山崎で週2日開くコーヒー焙煎所「大山崎 COFFEE ROASTERS」を妻と営む。コーヒー豆を焼いてお届けするのがお仕事。哲学を独学、思索の日々。趣味はTVと読書。

11月25日

晴れ / 暖かめ
7時起床。今日から日記を書く。一週間という期限付きで。普段日記なんて書かないから、ちょっと不安。
今日は大山崎でこの時期恒例となったイベントでコーヒーを淹れた。町じゅうあちらこちらで色んな企画が行われる、街全体を使った文化祭のようなイベント。のんびりと、ゆるやかに、みんなが笑顔で町を歩き、遊ぶ。参加者なのか、お客なのか、そんな垣根もいつの間にか消えている。
コーヒーを飲みながら隣町の友人と話をする。
隣町ではいま、田んぼをつぶしてショッピングセンターを建てるという話があって、推進と反対で町が揺れている。発展と保存、経済と景観、商と農、地の者とよそ者。価値観の違いという大きな垣根は、どうしたら超えられるのか。
消えたり現れたりする垣根に、胸の奥がざわついた。24時就寝。

11月26日

曇り / 暖かめ
11時起床。今日はおやすみ、兼事務作業の日。
遅めの午前中に布団から出る。目をこすりながらキッチンでコーヒーを淹れる準備。やかんを火にかける。豆を選んで、重さを量る。お湯が沸いたらカップを温めて、その間にミルで豆を挽く。粉をフィルターにセットして、ドリップを始める。
まゆみさん(妻です)は同じく目をこすりながら、朝ごはんの準備をする。サラダとソーセージとヨーグルトとフルーツとトースト、これが我が家の定番朝ごはん。
テーブルについて、コーヒーを飲む。美味しくてびっくりする。自分で焙煎して、自分で淹れたコーヒーの美味しさにびっくりした朝。なんとも自作自演的な幸福だけど、幸福ってそういうものかも知れない。25時就寝。

11月27日

晴れ / かなり暖かめ
9時半起床。今日はおやすみ。一日家で本を読んで過ごす。今読んでいるのは『アーレントのマルクス』(百木漠/人文書院)。週末に京大で日本アーレント研究会によるこの本の合評会があって、それを聴きに行くから、それまでに出来る限り読みたいと思う。(京都ってこういうイベントがたくさんあるからすごく助かる)
この本のテーマは「労働」。ここのところずっと資本主義やポスト資本主義について考えていて、アーレントとマルクスの労働観が大きな示唆を与えてくれる、面白い本。ぐいぐい引き込まれる。
それにしても、哲学を趣味? ライフワーク? にするのはとてもいい。ほとんどお金がかからないし、時間も場所も選ばない。お風呂の中でも、テレビを観ながらでも、ベッドの中で目を閉じていても出来る。これって最高でしょ。25時就寝。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラム

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。