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神戸の下町でクレープと駄菓子の小さな店を子供たちに囲まれて毎日営業中。

 

12月9日

業務スーパーをあなどってはいけない。長田区菅原にある、業務スーパーは店内にずっとジャニーズの曲がかかっているのは、謎なんですが、長田区の人口の1割が外国人という街なので、ハーブや、めずらしい野菜があったりパパイヤを売っていたりする。どうやって調理するのかも想像できません。長田区でやっていた異文化交流の料理教室は、在住しているサモアの人が、料理を教えてくれて、レジには、コインを間違えないようにいろんなコインが貼ってあったりもします。おしゃれな方に教えてもらったのは、業務スーパーに売ってあるアイスコーヒーブレンド深煎りの粉360g・278円で、安いけどアイスでなくてそのまま飲んでもおいしいよと、教えてもらった。
3年前94歳で亡くなった祖母が、食欲もなくなり食べれないとき「スイカが食べたい」と言った季節は秋から冬にさしかかっていて、デパート、大型スーパーを必死で探したのに見つからず諦めかけていたら、ここの業務スーパーで見つけられて嬉しかった。ここで売り続くかぎりスイカを買って、食べさせて、祖母は11月20日天国へ旅立っていった。今でも、季節はずれのスイカを見ると祖母を思い出す。

12月10日

クレープ屋といっても駄菓子を置いているので、お客さんは小学生と中学生。毎日賑やかで、いろんなことを教えてくれる。子供が小さいからと思って安心してはいけない、めちゃくちゃ大人の話を聞いているし、それを同じ口調で真似をして言いたがる。とくに女の子。
店にきた、小学1年生のかわいい女の子がため息をつく。そうされると、聞くしかないではないか。「どうしたん」。その女の子は言う、「あー、うちばっかりやお金払うの」。お母さんは全然悪くない、親近感を感じる。私だけだ、同じ秘密を共有している感じである。
店に毎日いると子供たちに聞かれることがある。「仕事なにしとん」「将来なになりたいん」。頑張ったらケーキ屋になれるでと教えてくれる。男の子から「俺ら友達やんな」と聞かれる。「あたりまえやん」と答える。

12月11日

今年の夏は、牛乳パックで作るパクパク人形にはまって、今でもいろんなキャラクターを作っている。私の店がある商店街は、楽天さんが持っているノエビアスタジアム、ヴィセル神戸ホームグラウンドの近くで、商店街がイニエスタ選手が来たので盛り上がりましょうと言うので、牛乳パックで、イニエスタ選手とポドルスキ選手のパクパク人形を作って、30体、来店してくれたお客さんにプレゼントした。これは、なかなか大変だったので二度と作る気はない。全てのものに、著札権、肖像権など発生するので売ることは出来ないので、一人で作って、楽しむぐらいなんですが、先日、「ウォーリーを探せ30周年展」を見て、あの世界を作ってみたいとおもい、ウォーリーをいっぱい作って気がついた。これはウォーリーを探せではなく、ウォーリーだらけではないか。

12月12日

20年近く、子供たちといると最近聞かなくなったと思うことがある。それは、くんやちゃんという呼び方とあだ名である。学校では、さんと統一して呼んでいるので、男の子も~さんと呼ばれている。20年前なら、子供は時に残酷なあだ名をつけるのも当たり前だったんですが、いじめ問題でそれも無くなっている。
遊びでも、手のひらの裏と表でチーム分けをする「うらおもて」「てってのて」と言うのも聞かなくなった。「坊さんが屁をこいた」も「だるまさんが転んだ」に変わっている。アニメ好きな子達で話す会話は、標準語である。近所の中学校で、今年から制服が学ラン・セーラ服からブレザーに変わった。女子生徒は、ブレザーの下はスカートかスラックスか選べるようになっていた。今年は、スラックスを注文した女子はいなかったが、今後、ナースの制服のようにズボンが増えていくでしょう。女子が選べるなら男子もスカートを履くことも普通になるのかもしれません。
ラジオのニュースが言うには、アニメ『きかんしゃトーマス』で、ジェンダー問題から、トーマスの仲間が男子ばかりなのが問題になり、女子を同じだけ増やすそうです。トーマスの世界であるソドー島にも男女雇用機会均等法が入ってきた。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラム

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。