音楽を作り、字を書き、ライブをしています。2016年ポエトリースラムジャパン大阪大会優勝/全国大会準優勝。ライブのお誘い、文章を書くお仕事を下さい。3月24日(日)14時15分開演、大阪・四天王寺前夕陽ヶ丘駅の称念寺でライブ出演。音楽を流しながら詩の朗読とラップをやります。是非遊びにいらして下さい。
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12月26日

朝起きると寝違えたのか、右肩甲骨周辺に異様な痛み。首を傾けることができない。呼吸するのも少しきつめ。辛くても、悲しくても、今をやるしかないぜ。
大阪は堺市の隅っこにある築42年の団地に住んで3年。もともと団地が建造物として好きで色々見て回った結果、今の家にしたんですが、最初はURに住む予定だったんですよ。当時働いてた職場は帰りが深夜0時を過ぎていたので、そこからママチャリで「いい団地」を見て回る生活。下から見上げてカーテンの付いてない部屋をしらみ潰しに探す探す。週3ペースで職質にかけられながら、だんだん団地を見て回るのが仕事帰りの楽しみになって、住む予定のない2駅先までママチャリを走らせたりしていた。
ある日、場所も家賃も空いてた階も完璧な角部屋を発見。確か自分で住まいを改造できるリノベーション住宅だった気がする。ノリノリで翌日入居を申し込みに行くと先約があることを知る。地団駄を踏んでも、不幸の手紙を出しても状況は変わらないだろうと無縁を諦め、ほどなくして今の団地に住むことになった。
当時を思い返して気づいたけど、今の住まいは団地のちょうど真ん中で、家賃も考えてた額より高め、3階くらいに住めたらええなあと思っていたはずが6階。リノベーションはおろか、指定された場所以外に押しピンも刺せないような団地なんですが住めば都とは言うたもんで、今では安住の地として僕の生活を支えてくれている。家、いつもありがとう。
駐輪場で丸まってるタフな野良猫を見たらそんなことを思った今日でした。

12月27日

ぼつぼつ大掃除せんな。今年大阪を襲った未曾有の台風は近所の大木をまさに根こそぎ押し倒し、か弱い我が町をめちゃくちゃにしてくれた。窓に沢山の枯葉、枯れ草を付着させられたものをいまだにそのままにしている。とりあえずこれだけは綺麗にする。地道に拭いていく。綺麗になったら絶対嬉しいから! と俺は僕に声をかけながら拭く。明後日くらいに。
夜勤に備えて眠りたいのだけど、いつも16時頃、ベッドに座ってウダウダしている。内訳は常にラジオであり、作詞作曲であり、字を読んだり書いたり。あとは喫煙と排泄をループする。
最近IQOSの味が自分に合わないことを認めた。それでも、部屋が汚れるし、いちいち換気扇の下に行くのが面倒で紙巻き煙草に戻すつもりはない。IQOSは専用のキットに専用の短い煙草を突き刺して使う。使用してる機械のせいなのか、6回に1回ほどの確率でうまく煙草が刺さらないことがあり、煙が吸引しにくいことがあるのも楽しくない。
紙巻きの煙草はうまかった。ソフトパッケージを愛していた。ひと段落ついた後に吸う煙草は不気味なくらいうまい。存在が嫌味なほど格好いい。ビートルズが吸っていた煙草。映画の中で外人が火をつける茶色いフィルターの煙草。季節を肌に感じながら、あらゆるシチュエーションで煙草に火をつける瞬間、老いも若きも貧富も容姿も関係なく、喫煙者の存在感を一瞬だけ、キザな物語の中に閉じ込める趣。その画力。
ここまで書いて、IQOSの煙を口の中へ入れるとオレンジジュースの後味が微かに広がり、すぐ消えていった。なにこれ。ちょっと好きやん。

12月28日

今日も掃除して洗濯。一箇所やりだすと止まらんくなって、休日は簡単に終わる。掃除と洗濯してるまに人生は終わってく気がする。
以前このコーナーで登場した詩人の野口卓海君が11月14日の日記に僕のことを書いてくれていた。何を気に入ってくれたのか、10年近く僕のブログをこっそり読んでくれていて、たまにこそっと感想を聞かせてくれる。堪え性のない僕が続けてる数少ない習慣について、わざわざ話題にして連絡までくれる。彼以外にもたまに感想を聞かせてくれる人がいて、やっぱ褒められたら嬉しいし、ありがたい。いつもありがとう。
2015年頃、野口君が人前に出る機会をたくさんくれて、そこから広がった世界がある。このコーナーで日記を書かせてもらえてるのもその1つ。人から「詩人の」とか、こそばい肩書きで呼んでもらえることも増えた。
「お前が詩人て」
「公共の場で行儀悪いぞ。突っかかってこんかて俺が一番おもてる」
やかましいこと言われんの分かって流されんのもアリかな~とか思い込ませる瞬間もあり。単純な勇気2019に向けての話。

12月29日

なんとなくそんな気分になってママチャリで往復1時間の距離を走る。10代の頃からたまにやってる運動。あてもなく走るのも疲れるから「一ノ宮」と呼ばれる古い神社を目指す。みかんを付けてる車は一台も無い2018年の暮れ。道行く車がつるつるに光っている。洗車機があるガソリンスタンドには車が蝟集して賑やか。2号線を行き交う車はどこかせわしなさそうだ。向かい風が痛いほど冷たくて、心は妙にウキウキしている。全身で年末を吸収してたら叫びたくなってきて叫ぶ。ヒョー! 叫んでたら神社に到着。立て看板によると台風で一部神社が壊されたらしい。なんとなく新年もこの神社に来ることを決めた。

縁あって書かせて頂いた日記も最終日。読んで下さってるあなたに最大限の感謝を。ありがとうございます。松の内も明けた頃でしょうか。お身体に気をつけて、楽しい思いを連ねましょね。私が、smokeでした。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラムとは

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。