1994年横浜生まれ。芸術文化の周縁を調べて考える人。まだ見習い中なのでリサーチャーというよりウォッチャー。今は京阪神を行き来しながら某研究機関と某文化施設で修行中。オーケストラと、アイドルと、こけしが大好き。

2月21日

秋田3日目。快晴。雄物川の河原を大学に向かって3人で歩く。喋る合間の風の音が気持ちよかった。ゆうちの企画した展示を見に行って、3人で話す。
昨晩、日本酒に溺れた夜に書いたノートには、なぜか「秋田は『豊かに暇だった』とゆうちが言っていた」とメモっていた。2年間秋田にいてどうだったか、と私が聞いての答えがこの言葉だったのだ。しかし「豊かに暇」とは一体なんだろうか。私にはその意味が分かるようで、イマイチ、いやさっぱり分からない。特に「暇」という言葉をどう解釈していいのか分からない。もしかしたら「隙間」や「余白」といった言葉でも代替出来るのかもなあと思ったけれど、何でゆうちは秋田での時間を「豊かに暇」と形容したんだろうか。この2泊3日の旅だけでは私には分からなかった。
ただ、もし秋田が「豊かに暇」を経験できる場所だとするなら、「豊かに暇」によって一体何が起こるのか、どんな作品が生まれるのか、「豊かに暇」に惹き付けられる人たちはどんな人たちなのか。私はもっと詳しく知りたいと思った。帰りの飛行機で「また来よう」とゆきちと話したけれど、冗談でも何でもなく、多分また近いうちに、伊丹空港から秋田行きの飛行機に搭乗して、ゆうちに会いに秋田に行くと思う。

2月22日

秋田で撮った写真を見ながらぼーっとしていたらお昼時になってしまったので、冷凍エビ水餃子を茹でて食べる。食べるラー油を「ちょい足し」したら驚く程おいしくなった。「ちょい足し」を英訳したら「CHOI plus」になるのかなあああ、なんてことを考えてみたけれど、全然面白くならなかったので着替えはじめる。
午後から神戸の方の仕事。やることが目白押しなので行きの移動中に段取りを考えるのだけど、自分だけでどうこうできる内容ではなかったので考えるのを一旦やめて、うとうと。車窓から差し込む西日が眩しかった。

2月23日

休み。ほぼ寝。引っ越しの準備も、確定申告の準備もしなくてはいけないのだけど、両方とも全く気が進まない。溜まっているメールの返信ぐらいはしようと思ってPCを開くのだけれど、結局また寝る。
今、この日記を書きながら、radikoでオールナイトニッポンサタデースペシャル「大倉くんと高橋くん」を聞いている。今週は大倉くんが秋田県出身の高橋優を「なまはげモンスター」と紹介している。秋田でなまはげの知識を得たからか「いやいや、なまはげって大晦日にしか現れなくて神聖で有難い存在って話じゃなかったっけなあ」と覚えたての知識を駆使してツッコミたくなったけれど、結局また寝る。おやすみなさい。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラムとは

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。