芦屋浜団地の顔が変わった!
工業化時代のデザインを受け継ぐ改修

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1979年に完成した芦屋浜団地は、個性的な建築物の多い阪神間エリアでもひときわ目を引く集合住宅。それもそのはず、70年代のプレハブによる工業化住宅のモデルプロジェクトとして、当時のあらゆる知恵や技術が注ぎこまれ、いまも圧倒的なオーラを放っている。

そんな芦屋浜団地も築37年となり、計画的に改修が進められている。そのひとつが、住棟の玄関口。注目が集まるその改修技法とは…。
ポイントは、船舶用に開発されたという大型アルミパネルの使用。これに加えて、バラバラにデザインされがちな郵便ポストや住戸案内板、掲示板、照明までを一体化してデザイン。もともとの芦屋浜団地へのオマージュも含みながらの改修が完了した。デザインは、数々の団地や公共空間を手がける遠藤剛生建築設計事務所。

担当したUR都市機構の技術監理部・佐藤勝紀さんの話。
「リノベーションの仕事は、従前の現場と現況をしっかり読み取ることから始まります。もともと緑地を囲むように配置された芦屋浜団地は、夜が暗く感じられやすかったのですが、改修を終えて安心感が高まったのではないでしょうか。住民の方にはさらに愛着をもって暮らしていただけることを期待しています」。

こわして作り変えるのではなく、今あるものをのこして活かすことで新たな空間を生んだ今回の改修事例。2017年度グッドデザイン賞も受賞しています。
芦屋浜団地の2−1、2−2、2−3号棟で改修を終えて、今後は4−1、4−2、5−1、5−2号棟へと改修が進められる予定です。

文:OURS.編集部  写真:UR都市機構

グッドデザイン賞受賞詳細
https://www.g-mark.org/award/describe/45742

美団地の記事「芦屋浜で生まれ変わる、エントランスのリノベーション」
http://vidanchi.jp/kansai/design/entrance_ashiyahama/

UR都市機構物件情報
https://www.ur-net.go.jp/chintai/kansai/hyogo/80_2690.html

OURS.サイトでは写真家・八木夕菜さんに芦屋浜団地を撮影いただきました。(全10回構成)
http://ours-magazine.jp/7daysscene/yagi-01/