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山小屋暮らしや、海外でのホテル暮らしなど、20歳にしてさまざまな暮らしを経験している中川さん。そういえば、あれもカリグラシだったと過去の体験を振り返るキッカケになったようです。


カバン一つでどこかに転がり込んでしまうことからでも
text by 中川華(初心者フォトグラファー)

暮らしってこんなにも生き方につながっているのか!
これが『#カリグラシ』を読み始めて最初に思ったことです。
当たり前なのかもしれないですが、食べる! 寝る! ちょっとお茶目な空間を心がける! 以外、特に暮らしのことを考えたことのなかった私にはびっくりの連続。借りていたり、貸していたり、とても自然で多様な形の暮らしに圧倒されてしまいました。

そして、私の経験もカリグラシだったかも! と。
私は数ヶ月単位ですが、山小屋暮らしや、海外でのホームステイ、ホテル暮らしをしていたことがあります。

山小屋で働いていた時は、シェアハウスさらにシェアルームのような感じ。
6畳間に4人というカオスな空間で自由なスペースは二段ベッドの上段のみ。壁に棚を取り付けたり、大切な写真やTシャツをぶら下げたりしてプライベートの塊みたいなスペースに暮らしていました。
一方のホテル暮らしは、やたらと広い部屋に一人。
現地で手に入れた変なお面や置物、民族衣装なんかをディスプレイして絶妙な(というか異様な)空間を作っていました。
それぞれその時は何も考えずにとりあえずそのスペースを借りて住んでいたのですが、今思うとその時その時の仕事や生活に自然な形で寄り添って存在していたのだなあと、カリグラシのもつ可能性に溜息がでます。

極端な話、カバン一つでどこかに転がり込んでしまうことからでも、カリグラシは始められちゃうのかも、なんて親近感を覚えながら。
まさにニュー哲学、暮らしについての考え方を楽しく面白い世界だと教えてくれた素敵な1冊です。

中川華
1996年生まれ。服飾専門学校中退後、山小屋、ネパール一人旅などを経て、世界文庫アカデミーに入学。カフェで働く傍ら、最近は好きで始めた写真で仕事を依頼されるようになりフォトグラファーとしても活動を始める。夢は、海見える町でファッションやアートに関わりつつのびのび暮らすこと!

 

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