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百貨店の催場という場において、まるで雑誌を編集するかのようにして様々な“特集”を企画、各地の多様な人を呼びこむ仕掛けを続けている吉田さん。「#カリグラシ」をどう読んだのでしょうか。


今は、住むコトと所有に関するコトなんだと思う
text by 吉田創(阪神百貨店)

時代によって、音楽が事件だったり、ファッションが社会現象だったり、食がファッション化したり、株(リーマンショック)で世の中の空気が切り替わったりってあるんだけど、今はそれが、かなりはっきり“住むコト”(住み方)と“所有に関するコト”なんだと思う。

で、その今いちばん気になる「その辺のところどうなんだろう」が“こう考える”という論考でなく、その領域で活動してるプレーヤーへのインタビューで構成されている。

インタビューのラインナップはアサダワタル、出町柳のレンタルサイクルえむじか、途中でやめるでスタートし、複数の新進写真家の写真を交えつつ、最後は家を背負って全国を歩くアーティストで締めくくるセットリスト。

今を呼吸してる手練れのDJによる選曲を楽しむような、“住む”と“貸し借り”のニュー哲学な1冊。

吉田創
1961年生まれ。大阪生まれ→東京育ち→兵庫→現在、京都在住。阪神百貨店で催事の企画を担当。尊敬する人は細野晴臣、河合隼雄、水木茂。野望は京都の左京区に住むこと、縁側のある家に住むこと(できれば神社と銭湯と立ち飲み屋の近く希望)。

 

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