「団地が理想の家になる展」@大阪
写真レポート

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2012年、関西から始まった団地リノベーションプロジェクト「MUJI×UR(ムジバイユーアール)」。今年で6年目を迎え、全国に32団地500戸以上の住戸が生まれ変わった。

無印良品 グランフロント大阪 Open MUJI では、これまでの5年間を振り返るように12日間に渡って「団地が理想の家になる展」を開催。実寸大の空間も出現し、無印良品とUR都市機構が開発を手がけた「麻畳」「ダンボールふすま」「半透明ふすま」を体感できる仕掛けも。

また、作り付けの「組み合わせキッチン」の実物にも触れることができた。これは住まい手の自由な生活スタイルに合わせて、テーブル側(写真奥側)のパーツを、L字型にも対面型にも移動できるという画期的な“動かせる備品”。

9月24日に行われたトークイベントでは、開発担当の豊田輝人さん(MUJI HOUSE)と、田宮正太さん(UR都市機構 営業)、土井睦浩さん(UR都市機構 技術)により、団地の歴史も踏まえながら「MUJI×UR」の舞台裏が語られた。

団地が誕生した昭和30年頃は、まだ日本では「ダイニングキッチン」スタイルは浸透しておらず、それでも日本住宅公団(現 UR)は、ダイニングテーブルを備品として貸し出すことで、新しい暮らしを提案。ただし、引っ越し時に持ち出されないよう、チェーンで部屋に据えつけられていたなんて話もあって、そんな時代だったんだなと感じさせられる。

いまでは、上で紹介した「組み合わせキッチン」が新しい暮らしの提案として、「無印良品の家」や「無印良品のリノベーション」にも導入され、関西から関東へと拡大しているとのこと。

満員の会場内には、実際に住まわれている赤ちゃん連れのご家族も来場されていた。「今日は久しぶりに担当者に会いたいなと思って来ました。貸し手の顔が見える関係が、とてもいいですね。」というコメントが印象に残った。

当展示は10/2(月)から、無印良品 有楽町に巡回展示。


▷展示情報
「MUJI×UR 団地が理想の家になる展」
・無印良品 グランフロント大阪 Open MUJI
2017年9月18日(月)~29日(金)10:30-20:00
・無印良品 有楽町 3階 Open MUJI
2017年10月2日(月)~13日(金)10:30-20:00
参加費:無料
企画・運営:UR都市機構、株式会社 MUJI HOUSE
https://www.muji.net/ie/mujiur/exhibition2017/

▷MUJI×UR募集情報
https://www.ur-net.go.jp/chintai/muji/

写真・文:平野愛