河内小阪のとん文
カリ、サク、むにゅ、のひれとんかつ

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団地ショップをグルグルと探訪、URの面々が自分勝手にレポートします。
今回は……

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レポーター:江崎(営業企画)

当方、アラフィフ(死語ですかね)というのに、いまだ枯れず(食べ物の好みのことです)、とんかつは断然ロース派。じゅわっとした肉汁がないと!派。
でもここは「ひれとんかつの店」とある。
ロースもあったので迷ったが、「おいしさ揚げて半世紀 創業昭和37年」とくれば、惜しくも年功で負け、軍門に下るしかない。
 
やってきた「ひれとんかつ」はロースでよく見るわらじ型、しかも皿いっぱいに広がる。こりゃ負けだ、と覚悟し、食して完敗。
ひれかつのあの「カシカシ感」がなく、それでいて「油のじゅんわり感」もなく、「カリ・サク・むにゅ感」? 
引っかかりのない、やわらかな食感と肉の味が口いっぱいに広がる。
またソ―スも見た目と違いあっさりして、かつを邪魔せず、それでいて主張を忘れず。一気にいただきました。

店内はアラフィフらしい昭和の雰囲気に溢れる。
近鉄河内小阪駅前に広がる団地の1階で、団地建設と同時に現店主のご両親が創業。
少し変わった店名は、周辺に大学が多いことから。
近くに住んでいた司馬遼太郎も、編集者を連れてよく食べに来たという。

大鍋で煮込まれているドミグラスソースも代々受け継いできたものの一つ。
店を継いで40年になるというご主人は、「親子三代で来ていただいている方もおられます。遠くに嫁いだ後も実家に帰ってきたら必ず食べたくなると言っていただいたり」と笑顔と丁寧な語り口で話す。
手づくりにこだわりの店だが、そんな流儀を客に押し付けないのが、常連だけでなく、初めての客にも安心感を与えるゆえんだと感じた。

そういえば、入店待ちのときに見た店頭の料理サンプルも、ひょっとして創業時のまま? と思わせる風格だったが、やっぱりホンモノには完敗ですな、これは。
ひれとんかつのほか、ミックスフライや冬季限定のかきフライなどもあって、多分これらのホンモノもいい味出してんだろうな~と思うけど、でもやっぱり、次も《ひれとんかつ》なんだろな、この店では。

ひれとんかつの店 とん文
●大阪府東大阪市小阪1丁目9-1-122(小阪近鉄ビル1号館/UR小阪駅前団地)
食べた日/15年1月
http://tonbun.fc2web.com/

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店主と奥様

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このドミグラスソースを見よ!

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丁寧にソースをかけて

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ひれとんかつのできあがり

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これにご飯・みそ汁・漬物が付いて890円

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夜になってやっと行列もなくなった店頭

Journal D

UR職員が団地内のいろんなお店を訪ねた「グルメD」。団地愛好家集団“チーム4.5畳”による、団地のイロハをゆかいに伝える連載「週刊4.5畳」など、さまざまな角度からダンチに迫ります。