住んでみたい!
珍しい団地の間取りランキング

# # # # # # #

はじめまして、チーム4.5畳のヨシナガです。
団地の間取りってどれも同じで個性がないと思われがちですが、実際には100種類以上の間取りがあります。その中には暮らしやすくするための工夫が先鋭化しすぎて、他では例を見ない間取りも少なくありません。そこで今回は、ちょっとこれは住んでみたいぞ!と思える珍しい間取りを紹介します。

 

スターハウス(UR常盤平団地、UR香里団地など)

star-madori

Y字型平面の特異な形を持つスターハウス。それは変わった形を作ることが目的ではなく、快適な暮らしを追及する過程で生まれました。この間取りでは3方向に窓を採ることができます。おかげで通風採光はばっちり。団地の豊かな景観もパノラマで楽しむことができます。これは住みたい!

star-1

star-2

star-3

  • 窓の無い壁がほとんどないので本棚とかは置きにくいですが、物を減らしてでも住みたい憧れの間取り!
  • 日当たり、風通しはもちろん最高ですが、階段室の形がこれまた芸術的! 1フロアに3戸ずつ住戸があるため、三角形の螺旋型になっています。

 

単身住戸(UR西陣アパート、UR西長堀アパートなど)

single-madori

団地はファミリー向けのイメージがありますが、大都市に多くの若者が集まった昭和30年代には単身者向けの団地もいくつか作られました。公団の団地は内風呂があることが当時としては画期的なことでしたが、単身者住戸はトイレも風呂も共同。まるで下宿のような間取りです。このコンパクトさがむしろ心地よさそう。住んでみたい!

single-1

single-2

single-3

  • コンパクトisベスト。一人暮らしの入門にぴったし。
  • 風呂もトイレも共同。ルームシェアやカーシェアなど共有化の進む今、ある意味、最先端の存在かも?

   

 

クロスメゾネット(UR武庫川団地)

maison-madori

これは言葉で表現するのはとても難しい間取り。いわゆるメゾネット住戸なのですが、中廊下型でありながら二面に窓をとるためにパズルのような断面構成になっています。フランスの建築家ル・コルビュジエが設計したユニテ・ダビタシオンを思わせるかのよう。住戸の端から端までの距離は実に18m(!)、玄関にはリッチに吹き抜けがあり、団地でありながらまるで豪邸のような空間です。住んでみたい!

maison-1

maison-2

maison-3

  • 団地育ちの私としては、家の中に階段があるというだけで憧れてしまいます。
  • 2畳の納戸まであって広い!住戸内に吹き抜けと階段のあるゴージャス感といい、欧米のようなホームパーティが開けそう。

 

サンルーム住戸(仁川団地など)

sun-madori

本来ならばこれを1位にしたいところなのですが、残念ながら現在、この間取りで募集をしている団地はもうないようです。テラスの一部をサンルームのように室内化しています。日本旅館の縁側のようなイメージです。サンルームは床から天井まで窓が目一杯の大きさで設けられていて、開け放てばほぼ屋外と同じような状態になります。夏は夜風に吹かれながら夕涼み、冬は温室のように空間で日向ぼっこが楽しめる。住んでみたい!

sun-1

sun-2

sun-3

  • 洗濯物がいつでも干せて、防犯もばっちり! 一人暮らしのお嬢さんにもおすすめできる安心の間取りです。
  • サンルームでくつろぎながら団地を眺めて…しかも陽の入りも抜群…。至福のひと時を味わえそうです。
  • 採光が最高…。

  

次回は、岡山の団地愛好家はたっちによる『大都会岡山、是非とも行っておきたい団地ランキング』です。

「団地をARTに」を合言葉に日々、啓蒙活動を行っている団地愛好家集団。

公式サイト

“URソムリエ”として、関西バンドマン150人以上をUR団地暮らし(主に市街地住宅)にアテンド。「団地は日本の原風景だ!」を合言葉に団地カルチャーの素晴らしさを世の中に発信中。
2008年、日本給水党を結党。以来党首として日本全国の団地を取材し、「団地の給水塔」の魅力発信と地位向上を目指し活動している。
ツインコリダー型住棟をメインに愛でる団地愛好家。団地をモチーフとした楽曲で郷愁とイマジネーションを刺激するポップユニット「D+」のギターボーカルとしても活動中。
団地にとりつかれた建築家。設計事務所吉永建築デザインスタジオで団地リノベーションの設計を手がけるとともに、「団地不動産」にて団地の不動産仲介も行う。
岡山県の団地を内外に紹介している団地拝見家。団地お守り「団地守」の生みの親。
古めの団地と、団地内の植栽を愛好する大阪出身の平凡な会社員(非建築系)。団地を求めて各地を旅し、最近は台湾の団地にハマっている。
愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウン出身。現在4軒目のURで団地生活を楽しむ、自称・団地サラブレッド。「名古屋の団地女子」として、団地の公園にある動物遊具に夢中。

Journal D

UR職員が団地内のいろんなお店を訪ねた「グルメD」。団地愛好家集団“チーム4.5畳”による、団地のイロハをゆかいに伝える連載「週刊4.5畳」など、さまざまな角度からダンチに迫ります。