浴室への排水の都合上、ここに置くしかない洗濯機。持っていた無印の棚が驚くほどぴったり収まった。

ハンカチはわりと多め。

リビングに置いてあるIKEAの椅子は、後ろ足がジャマになるので父が切ってくれた。
 
「自分に、住まいにちょうど合うものを見つけて買うって結構、大変なことですよね。だから、お金を使わずに、どうすればいいか頭を使って、よく考えるようになりました。父が発明家だったので、その血を引いてるところもあるかもしれません」。

夕日がきれいに入る住まい。緑のテーブルは仮置きのつもりが、いいテーブルがいまだ見つからずにそのまま。

ミナミで一緒に住むことになった外国人の友人たちとは、この街・泉北ニュータウンで出会った。約20年前、泉北のUR団地に住んでいた外国語教員に日本語を教えるボランティアをしていたため。その時に、そして、その後に一緒に暮らして見聞きした、外国人ならではの自由な住みこなし方にかなり影響を受けたという。

泉北のURに暮らしていた外国の友人たちは、泉北高速鉄道の栂・美木多(とが・みきた)駅が最寄りということで、「トガ パーティ」と名付けたホームパーティを開いたりしていたそう。古代ローマ時代の布を巻き付けたような服装「toga」の格好で、団地の部屋に集まって楽しく食事するというもの。

それぞれの国に戻った友人たちとはSNSなどでつながりながら、泉北での団地暮らしはちょうど2年目。すっかり落ち着いた日々ながら、ホームパーティは今もときどき開いているそう。
 
泉北原山台一丁団地→ https://www.ur-net.go.jp/chintai/kansai/osaka/80_2160.html

写真:西島渚 文:竹内厚


これまでの訪問先
鍵盤楽器プレイヤーの夫妻/小阪駅前団地
東京・練馬から越してきた60代夫妻/桃山南団地
団地を楽しむ女性ひとり暮らし/鷺洲団地
1DK・29㎡のパラダイス/赤川町団地
30代ひとり暮らしの仮住まい/リバーサイドほんじょう
新婚夫妻はムダなく暮らす/桜川団地
実はいちばん落ち着く場所/さざなみプラザ第8団地
店ごと引っ越してきた住まい/鷺洲第2団地
ねぎとある生活/西谷町団地
187cmのやさしいひとり暮らし/大浪橋団地
捨てられないからすっきり暮らす/西大寺駅前団地
URからURへの引っ越し/ぷららてんま
ひとり暮らしDIYの効用/新千里北町団地
パーティな日々から団地へ/泉北原山台一丁団地
ひとり暮らしはマイペースに/大宮町団地
アン&アンディが見守る住まい/千里青山台団地
ルームシェアの醍醐味/森之宮第2団地

Journal Dとは

UR職員が団地内のいろんなお店を訪ねた「グルメD」。団地愛好家集団“チーム4.5畳”による、団地のイロハをゆかいに伝える連載「週刊4.5畳」など、さまざまな角度からダンチに迫ります。