森之宮第2団地のヤマモモ
みちくさを食う

# # # # # # #

団地にあるショップを探訪するこの企画に、
新メンバーが驚きの企画で飛び入り参戦!
狙いを定めたのは、団地に生えている緑のアレ!?

レポーター:三上(保全企画チーム)

1

森之宮第2団地でひと仕事終えた帰り際、ふと住棟に挟まれた団地の森を見て、
「サンドイッチみたいだな」
と思ったとたんに小腹が減る単純なワタシ。

奥も手前も森之宮第2団地の住棟。
これがサンドイッチに見えたのは空腹のせいか。

団地内にあるコンビニでなんかつまんで職場に戻ろうと足を向けるが、
ハッと気づいて立ち止まる。

「そういえば、団地にもたくさんヤマモモの木があるから、
もしかしたら食べられるかも!」

コンビニへと向かう足を反転させて、みちくさスタート。
みちくさを食うとはよく言ったものだなあ…
…というか「みちくさをしに行く」ってみちくさじゃないよな…
などと、取り留めもないことを考えて歩いていると、さっそく食べられる草をみつけた。

2
第一“みちくさ”発見

通路脇の植え込みに生えていたのはヨモギ。
辺りを見回すと、他にもたくさん生えていて、
近くでおばあちゃんがせっせとヨモギを摘んでいた。

おばあちゃんは近所の子供に尋ねられて、
「これでよもぎ餅をつくるんだよ」と優しく答えていた。
それを聞いて、無性によもぎ餅が食べたくなる単純なワタシ。

3
ヨモギ。すりつぶして餅と合わせるとよもぎ餅に

餅はないけどヨモギだけでも…と葉っぱをちぎって口に入れてみると、
「草の中では上品な方」というしかない、懐かしい風味が口の中に広がった。
うん、今度よもぎ餅をつくろう。

ヨモギの後味を脳内でよもぎ餅に変換しながら
さらに歩くと、ついにヤマモモの木を見つけた!
ヨモギの前菜を経て、いきなりデザートだ! と期待も膨らむ。

4-2
ヤマモモの木だ!3本ある!

はやる気持ちを抑え、近寄ってみる。
しかし、目の前に広がっていたのは無残な光景だった。

ヤマモモの実はすっかり木から落ちきって、ひからびていた。
旬を完全に逃してしまったようだ。
もしちょうど旬だったら、赤くて甘酸っぱい実が食べられたのに。

5-6
ひからびたヤマモモ。悲しみにくれながら写真を撮る姿は、完全に不審者である 

ちなみに調べると、ヤマモモの花言葉は「教訓」らしい。
思いつきでみちくさをはじめたはいいが、時期を逃してしまっていたことを反省して、
詳しい人と一緒にみちくさを食うことを教訓としよう。

7
軽率な行動に無言で教訓を突きつける、これが食べごろのヤマモモ(Wikipediaより) 

実は、もうすでにその「詳しい人」のアタリはついているのだ。
草木にとても明るくて、樹木医という資格も持っている「みちくさの達人」。
その人はいつも一緒に歩いていると、いつの間にか口が動いている…。

近日、ご登場いただきたいと思う。

8
ヨモギだけでは腹の虫がおさまらないので、結局、団地内のコンビニで手作りバターロールサンドを買って食べた。
うまかった

●大阪市城東区森之宮2-7(UR森之宮第2団地のいたるところ)
食べようとした日/15年7月

*団地内に育つ植物はURが管理する共有物にあたるため、許可無く採集することは禁じられています。また、植物(葉や実など)を口に入れる際は自己責任でお願いします。

Journal D

UR職員が団地内のいろんなお店を訪ねた「グルメD」。団地愛好家集団“チーム4.5畳”による、団地のイロハをゆかいに伝える連載「週刊4.5畳」など、さまざまな角度からダンチに迫ります。