[空掘の長屋に暮らすビデオアーティスト]

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第三話 おとなりさんが店を作る

酒井敏宏さんが住まう長屋の一番奥、
ここに、お菓子の店「FUKU」が開店します。

店をはじめる「さっちゃん」こと橋本里織さんは、
自分の手で改装作業の真っ最中。
その作業現場を酒井さんが訪ねます。

長屋のおとなりさんが床材を提供されていたり、
ご近所どうしで支えあう、長屋ならではの暮らしぶり。

一体どんな店がこの長屋に生まれてくるのか。
ケーキ職人のさっちゃんには
お店の未来予想図も語っていただきました。

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出演:
酒井敏宏
橋本里織

音楽:松野泉
撮影:高橋明大
音声・編集:高橋明大
監督:西尾孔志&高橋明大(チーム孔明)
協力:三島啓子

[撮影後記]
去年までこの長屋の一角に、私の友人であり、劇作家の益山貴司くん(子供鉅人)が住んでいて、彼は住居の一部を開放して「ポコペン」という名のバーをやっておりました。私もお気に入りでちょくちょく呑みに行ったりしてましたが、そこで出会ったのが今回取材した酒井さんでした。どんな相手もリラックスさせるほど無防備で草食動物のような酒井さん。その暮らしも人柄通りで、撮影の高橋くんとふたり、ついつい長居してしまう居心地の良さ。
撮影が終わっての別れ際には、東京から来てる高橋くんも「また遊びに来ます」なんて言葉を口にしてしまうほど。酒井さん、新井さん、長屋の皆さん、どうもありがとうございました。
(西尾孔志)

[プロフィール]

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西尾孔志 
1974年生まれ。10代から京都の撮影所で働き、深作欣二監督ら巨匠の現場を体験する。大阪市の新人映画祭『CO2』の第1回グランプリ。2009年からは同映画祭の企画ディレクターを4年間務め、国内屈指の新人映画祭への拡大成長に尽力する。現在、映画監督、大学・専門学校講師として活躍。監督作は、『ソウルフラワートレイン』(2013)、『キッチンドライブ』(2014)。今夏には新作『函館珈琲』を撮影予定。
*プロフィール写真/佐伯慎亮

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高橋明大 
1977年生まれ。2009年、長篇映画『ある光』で映画祭『CO2』の第5回グランプリ。その後、冨永昌敬監督『乱暴と待機』『目を閉じてギラギラ』のメイキング・ディレクター、NHKの若手俳優密着ドキュメンタリー『Dramatic Actors File』ディレクターなどを務めるなど、多方面で活躍。Vシネマ『増蝕細胞ヒミコ』の脚本・監督も手がけた。現在、フリーで映像制作・シナリオ執筆にあたっている。

カリグラシTV

賃貸住宅で営まれる、さまざまな暮らしの現場を取材しました。テラスハウスやアパート、長屋、団地、シェア住宅など、多様な住まいで繰り広げられる百人百様の生活。写真家や映画監督らが住まいを訪ねて、ささやかな動画にまとめます。