[島暮らしと図書館|男木島図書館ドキュメント]

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chapter3 「島の暮らしがはじまった」

はじめての島での暮らし。
勢いのままにスタートした齊藤さんが見えてきたものとは?

[齊藤美紀さんへのインタビュー3]

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-島暮らしを始めてみて、実際どうですか。

「もともと明石出身、大阪でも働いていましたので、モノがあふれているのが当たり前でした。なので、移住前は「島暮らしって、何もなくて不便なんだろうなぁ」と漠然と思っていました。実際に住んでみると、便は限られているものの40分で高松市内に出られるためか、あまり大きなギャップはありませんでした。
以前よりも人と人の距離感が縮まったことを感じます。嬉しいことも困ったことも、島民全体で分かち合っている感覚というか。移住してから「寂しさ」を感じたことはありません。
ありがたいことに島の人たちが手作りのおかずをおすそ分けしてくださったり、島民の方とみんなでご飯を食べる機会も増えたので、食べものには困らない生活です。島暮らしって思っていたよりもハードルは高くないかも、と感じています」

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-島暮らしと言ってもそう違いはないぞ、と。

「ひとつだけ困っていることがあります。虫問題です。もともと虫嫌いなのですが、島の虫はとにかく大きいしあちらこちらにいます。スリッパからムカデが出てきたり、洗濯機を覗いてみたら虫が一緒に回っていた、なんてことも。なので部屋に戻ったらまず虫チェックが日課として欠かせません」

-齊藤さんのように島へ移住する人がこれからも出てきそうですね。

「いま私が借り暮らしでお世話になっている家は、すでに移住済みで入居家屋の修復待ちの状態にある人のシェアハウスと、移住希望者の方がお試しで体験宿泊で利用できるゲストハウスを兼ねています。昨秋、私も実際に移住する前に9日間滞在させていただいて、釣りを教えてもらったり、漁船に乗せてもらったり、島の方とコミュニケーションを取ったり、いろいろ体験する中で、島の暮らしが見えてきました。自分も実際に住んだらこんな感じなのかなと具体的に思い描けました。
私も移住するにあたって、葛藤がないわけではなく、不安もありました。それだけに同じ目線でお話をお聞きできるのではと思っています。小さなことでも相談に乗れると思いますので、島暮らしってどんなかなと思う人はぜひ声を掛けてください。
図書館も近々オープンすると思いますし、まずは男木島に遊びに来てください。お待ちしています!」

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出演:齊藤美紀
音楽:松野泉
監督・撮影:渡邉敬介・松川祥広(Photo and Print Inc)
編集:松川祥広(Photo and Print Inc)
協力:NPO法人男木島図書館
UR-DIY部
男木島コミュニティ協議会
オンバゲストハウス
漁師yado 民宿さくら

カリグラシTVとは

賃貸住宅で営まれる、さまざまな暮らしの現場を取材しました。テラスハウスやアパート、長屋、団地、シェア住宅など、多様な住まいで繰り広げられる百人百様の生活。写真家や映画監督らが住まいを訪ねて、ささやかな動画にまとめます。